毎年、同じ農業は出来ない。

5月に植えた稲、4ヶ月の月日を経て10月7日より稲刈りを開始します。

 

今年の管理は例年になき、難題が多い一年となりました。


結論から申し上げると、集落全体で稲熱病(ずり込み型)が蔓延し大打撃を受けたこと。

 

他にも要因があると思いますが、病気は自然から人へ言葉ではないメッセージを与えてくれてます。


このメッセージをどう受け取るか。

 

先日、とある肥糧屋さんと話してた際、「年々気候や土の状態が変化し、去年と同じ農法で管理ができなくなってきた農家さんが多い。今まで以上にその土地の自然環境を考慮し農業に向き合う力が必要になるね」という話に大きく頷いた。


江田集落の気候条件も去る事ながら、何より土壌環境の悪化が年々深刻化しています。

 

自分たちが管理する間だけ土を活かせれば良い問題ではなく、未来にこの土地の資源を受け継いでいくために江田集落も変化を遂げる必要があるはずです。

 

毎年美味しいお米を育て、棚田という暮らしの資源を受け継いでいくためにもより本質的な変化を感じる力を身につけたい。

 

自然や地域を理由に農業に対し難癖をつけるのではなく、自分たちが自然の変化に伴走しながらともに地の利を活かせるように。

エタノホ

エタノホ/くらしを耕す 「棚田とくらしがつながる」 日々、暮らしの積み重ねが棚田の風景を育む 江田で1組の夫婦と出会い学んだ大切な視点です。 美しい風景を守る上で私たちは ”この場所で暮らし、田を耕す”ことを選択しました。 お米づくりを中心とした農ある暮らしを実践し 未来に伝えたい棚田の風景を育んでいます。

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