雑草を見ずして、草を取る

田植えから5日目

圃場によっては、活着が見られ生育が順調に感じる苗を出ています。


無農薬栽培を始めてからというもの、これから始まる除草作業が1番の難所。
昨年までは、取っても取っても生えてくる雑草を8月中旬まで取り続けてきました。

「抜いても1週間後には生える」


この循環に頭を悩まされ、何度投げ出そうと葛藤したことか。

そんな時に農業全書に書かれていた一節に目が止まります。


●上農は草を見ずして草を取り

●中農は草を見て草を取り

●下農は草を見て草を取らず


農業に対する熱度が言葉から伝わります。


さて、自分たちに置き換えた際どこに当てはまるか。


●中農と下農の間


理由は兼業のため稲を優先して作業できていないこと。


この一節をしっかり考えた時、無農薬栽培の本質的な改善点は上農の視点にあると考えて、この理論?に沿った除草方法を模索した結果「中野式除草機」に巡り合いました。


発芽の仕組みに沿った除草方法となります。


雑草が生えること前提で抜く・抑えるをおこなうのではなく

雑草が生えなくなる環境を整えて生育を見守る方法と認識しています。


生えることを前提に考えず、生えなくなる環境に整えていく。

どんな結果になるか、楽しみです!


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※記録までに、過去の除草方法を書き留めます。

・手除草(1年目)

・デッキブラシ+中耕農具(2年目)

・チェーン除草+中耕農具(3年目)

・アイガモン+中耕農具(4年目)

・手抜き+中耕農具(5年目)

・手抜き/撹拌除草(6年目)

エタノホ

エタノホ/くらしを耕す 「棚田とくらしがつながる」 日々、暮らしの積み重ねが棚田の風景を育む 江田で1組の夫婦と出会い学んだ大切な視点です。 美しい風景を守る上で私たちは ”この場所で暮らし、田を耕す”ことを選択しました。 お米づくりを中心とした農ある暮らしを実践し 未来に伝えたい棚田の風景を育んでいます。

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