竹炭の可能性

去る10月21日菌ちゃん先生こと「吉田利道(NPO法人 大地といのちの会 理事長)」先生をお招きし、菌ちゃん野菜づくり講習会を開催しました。

 

今まで自然栽培(一部堆肥を用いる試験的な農地も有り)で栽培を進めてきましたが、自分自身がまだ”自然”について無知であることにモヤモヤした感情を抱いていました。

特に

・土質

・風の流れ

・水の流れ

・微生物の働き

この4点を理解できないと、本当の意味で”土作り”は不可能だと感じ、この度吉田先生をお招きした次第です。

 

お話の中で特に気になったのが「竹炭」

竹炭の効力は以下の通りです。


●微量ミネラルの供給

竹炭は水に溶けやすい(水溶性の)ミネラル(カリ、カルシウム、マグネシウムなど)を
豊富に含み、施肥効果や酸性に偏った土壌のphバランスを整える


●微生物の活性化を促進

菌根菌や糸状菌など微生物の”すみか”となる。


●保水・通気性の促進

同じく多孔質な竹炭はその孔に空気(酸素)も豊富なため、根の酸欠を防ぐ

江田集落でも、竹林の放置が目立ち荒れ始めていることが問題となってきました。


また、農薬や化学肥料の多様で微生物が減少した農地が目立ち、酸性雨による土壌の酸性化が顕著になっています。

この2点を解決すべく、当農園でも積極的に竹炭を活用することとしました。


『MOKI M100無煙炭化器』を購入し、冬場の数ヶ月を竹炭づくりに使って行きます。


目標は

田んぼ(1反4畝)・・・250kg(コンテナ25杯分)

畑(5畝)    ・・・100kg(コンテナ10杯分)

大豆育苗用    ・・・50kg(コンテナ5杯分)

 

試行錯誤を繰り返して、良質な竹炭を作るぞー!!

エタノホ

エタノホ/くらしを耕す 「棚田とくらしがつながる」 日々、暮らしの積み重ねが棚田の風景を育む 江田で1組の夫婦と出会い学んだ大切な視点です。 美しい風景を守る上で私たちは ”この場所で暮らし、田を耕す”ことを選択しました。 お米づくりを中心とした農ある暮らしを実践し 未来に伝えたい棚田の風景を育んでいます。

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