農薬・肥料の考え方について

エタノホは現存する様々な農法を肯定に捉え、農薬・化学肥料を否定的に捉えることなく、自然環境に極力負担をかけない方法を模索しています。


考え方は人それぞれ。

排除する思考を持たず、正しい知見と実践を経て、環境や動植物の命に負担をかけない稲作をに向き合い”使いすぎない・徐々に減らす”在り方を選択しました。

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【エタノホの栽培基準】

①農薬・化学肥料不使用(3年以上不使用の圃場)

 圃場面積:1反

②特別栽培基準(農薬50%以上減、化学肥料不使用)

 圃場面積:2反3畝 ※将来的に農薬不使用の圃場に戻していく

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(余談)

無農薬という言葉が世の中に溢れ、農薬の是非が危険か否かという基準で語られることが多くなりました。残留農薬についても検査等を行い危険性を科学的に証明することも少なくありません。


一方、例えば無農薬でお米を栽培したとします。

そこには菌や虫の影響で栽培過程において多少なり悪影響を及ぼすこともあります。


農薬ばかりに目を向けがちですが、菌が蔓延しカビ等を発症したお米って安全でしょうか?

何事も表面で行き交いする情報のみで判断することなく、無農薬栽培に置いてどのような症状が発生し、それが食を通じてどんな影響を及ぼすのかも大切な視点だと考えます。


無農薬栽培でカビや虫が付かない栽培方法を確立できればそれに越したことはありませんが、環境によってはそれなりの選択も必要です。


特に山間部における気象変動は理想論や自然栽培等による思想で片付けてしまうと、栽培技術や正しい知見がどんどん失われてしまうと危惧しています。


神山町や中山間部での栽培方法の是非を今一度考えていかなくてはなりません。



エタノホ

エタノホ/くらしを耕す 「棚田とくらしがつながる」 日々、暮らしの積み重ねが棚田の風景を育む 江田で1組の夫婦と出会い学んだ大切な視点です。 美しい風景を守る上で私たちは ”この場所で暮らし、田を耕す”ことを選択しました。 お米づくりを中心とした農ある暮らしを実践し 未来に伝えたい棚田の風景を育んでいます。

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